1症例目は神戸中央病院より提示しました。
70代男性、主訴は2ヶ月前からの両下腿浮腫です。これだけの情報からディスカッションを開始しました。
定番の心不全、甲状腺機能低下症、低ALB血症から、両側は非典型的なもののDVTやリンパ浮腫まで、ファシリテーターのもとで様々な鑑別を挙げ、追加質問していきます。
鋭い質問攻めにより、しびれがあることが判明したり、丁寧な診察でpalpable purpuraを見つけたり。。。
最終的にはどのチームも診断に至り、参加者のレベルの高さに驚愕しました。
2症例目は、県立尼崎総合医療センターからの提示でした。20代男性、主訴は発熱、頭痛、そして意識障害です。来院時は高度の不穏状態であり、誰もが髄膜炎を想定したのですが髄液はclear。
肝逸脱酵素上昇もあり、両肺の気管支肺炎像が提示されたところで、各チームとも診断に至ったようです。
徳田安春先生による特別講演は、参加型学習で非常に実践的なものでした。
糖尿病を患う患者役に徹した徳田先生と参加者のシミュレーションのやり取りは、笑いを誘い、また終始会場全体を巻き込み、症例検討の場となりました。
場所はホテルへ移り、カンファレンスの総まとめ☆
すっかり打ち解けた学生&研修医の皆さん。ここからまだカンファは続きます!
半日ではありましたが、時間があっという間に流れ、充実した1日となりました。
カンファレンスの後の懇親会も盛り上がり、お付き合いの輪を広げて行きました。
徳田先生からのサプライズもあり、笑顔がこぼれました。
長い夜は続きます。症例の話からそれぞれが住む地域の話等、話題はつきませんでした。
来年もこのような機会を持ち、沢山の皆様と情報交換をさせて頂ければ、幸いです。
今回、お忙しい中、お時間を割いて頂きお集まり下さり、誠にありがとうございました。
また次回お会い出来る事を楽しみにしております。
オープンカンファレンス 実行委員会
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