腹膜透析

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腹膜透析

腹膜透析は、体内の腹膜を使って血液を浄化し自宅や職場など、社会生活の中で治療を行う在宅療法です。腹膜透析には、24時間連続した透析で身体に負担が少ないCAPD(連続携行式腹膜透析)と、機械を使って、夜間就寝中に自宅で自動的に透析を行うAPD(自動腹膜透析)があります。

CAPD(連続携行式腹膜透析)

腹膜に囲まれた腹腔内に透析液を注入し、一定時間貯留している間に腹膜を介して血中の不要な老廃物や水分を透析液に移行させた後、その液を体外に取り出して血液を浄化します。透析液の交換はご自身で6時間~8時間ごと、1日2~4回程度行います。1回の交換時間は20~30分程度要します。それ以外の時間は普通の生活を送ります。

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APD(自動腹膜透析)

夜間だけ腹膜透析を行う方法です。透析による昼間の拘束時間が短く、社会復帰が容易になります。
APD (Automated Peritoneal Dialysis)療法とは、自動腹膜灌流装置(サイクラー)を使い、家庭で就寝中に、自動的に透析液を交換する方法です。

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(バクスター株式会社 ナースカレッジ基礎コーステキストPDシステムJPMG23220-0149より転載)
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腹膜透析の段階的導入法(SMAP法)

SMAP法とは、腹膜透析を段階的に進める方法です。腎臓の働きに余力がある時期にカテーテルを皮下に埋め込む手術です。透析が必要になるとカテーテルの出口部を作製し、外に取り出す手術をして透析を開始します。
この方法の場合は、2回の入院が必要ですが、どちらも入院期間は短く1回目(カテーテル挿入時)は5日程度、2回目(カテーテル出口部作製時)は3日程度で退院できます。又、計画導入なので、患者さんの都合に合わすことも可能です。腹膜透析導入の日までに通院して手技習得して頂くことも可能です。

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腹膜透析+血液透析併用療法

残存腎機能がなくなり、腹膜透析だけでは毒素が十分に除去されない場合は、週に1回、血液透析を併用する方法が保険診療で認められています。


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