研究目的
閉鎖孔ヘルニアは発症するときには嵌頓していることが多く、嵌頓した腸管を整復できないときには緊急手術となることが多い疾患です。緊急手術となったときには腸閉塞や腸管壊死を伴っていることがあり、発症は高齢者がほとんどのため時には致命的な状態となることもあります。閉鎖孔ヘルニアおよび閉鎖孔ヘルニア嵌頓時における手術成績を検討することで、治療方針決定や治療成績向上に寄与することができると考えています。
実施施設および担当医師
実施施設 :JCHO神戸中央病院
責任研究医師:JCHO神戸中央病院 外科 藤田 悠司
分担研究医師(全てJCHO神戸中央病院 外科):谷 直樹、多田 浩之、渡邉 信之、福永 武史
研究の方法
JCHO神戸中央病院で手術加療を受けた患者で2014年4月から2022年2月の期間に手術を施行した閉鎖孔ヘルニア手術症例を対象として、治療方法や治療成績について後方視的に検討を行います。抽出するデータは、以下の通りです。
①関連情報:用手整復の有無、術式、術後在院日数、合併症、各種検査データなど
データベースから(2014年4月から2022年2月)
②患者基本情報:性、年齢、身長、体重、基礎疾患など
本研究の対象患者のデータを、所定のフォーマット(パスワード付きエクセルファイル)で一括して管理し、データの解析はJCHO神戸中央病院外科にて行います。情報は院内にて厳重に管理され、第三者への提供は致しません。本研究の結果は学会発表・医学論文として公表する予定です。
患者様の利益・不利益(リスク)および同意取得
本研究では、通常の診療情報の解析のみを行うもので、患者様への利益も不利益も生じません。本研究への参加に関しては、本掲示をもって文書同意に代えますが、同意いただけない場合は、研究データへの組み入れを取り消しますので、下記までご連絡ください。
事務局・患者問い合わせ窓口
〒651-1145 神戸市北区惣山町2丁目1-1
JCHO神戸中央病院 外科
電話 078-594-2211(代表) FAX 078-594-2244
責任研究医師氏名 藤田 悠司(yu-ji@koto.kpu-m.ac.jp)
・セカンドオピニオン・予防接種外来・専門外来・各部門・関連施設・看護部・訪問看護ステーション
・薬剤部・健康管理センター・健康管理センター(ハーバーランド)・看護学校・介護老人保健施設