学校の概要
本校は、次世代を担う看護師を見据えて支援します
1.教育理念
地域医療機能推進機構は、質の高い医療を提供するとともに、地域住民、行政、医療機関、教育機関等と連携し、安心して暮らせる地域づくりに貢献することを理念とし、次の4点を使命としている。- 地域医療、地域包括ケアの要として、超高齢社会における地域住民の多様なニーズに応え地域住民の生活を支える。
- 地域医療の課題の解決・情報発信を通じた全国的な地域医療・介護の向上を図る。
- 地域医療・地域包括ケアの要となる人材を育成し、地域住民への情報発信を強化する。
- 独立行政法人として、社会的な説明責任を果たしつつ、透明性が高く、財政的に自立した運営を行う。
地域医療機能推進機構はまた、看護の理念として「地域住民の幸福な生活を支える看護」を掲げており、看護教育では、看護実践能力及びマネジメント能力をもち、医師など多職種との協働によりチーム医療を積極的に提供できる人材を育成している。
看護とは、対象である人間を身体的・精神的・社会的・スピリチュアルに統合された存在として捉え、倫理観に基づき、あらゆる発達段階、健康状態にある人々に対して、地域においてその人らしい日常生活が営めるように援助することである。
これらのことを踏まえ、地域医療機能推進機構看護専門学校(以下、「学校」という。)の教育理念は、地域医療、地域包括ケアの担い手として、保健・医療・福祉の質の向上に寄与し、地域社会の多様なニーズに対応できる、看護に関する幅広い能力と豊かな人間性を兼ね備えた看護実践者を育成することにある。
この理念の下、学校は、学生が、卒業時には看護の専門職業人として、地域包括ケアシステムを理解し、多職種との協働及びチーム医療や在宅看護の視点も入れた必要な基礎的知識や技術・態度を習得し、科学的思考力と判断力・コミュニケーション力・実践力を身につけることができる教育を行う。
また、生命に対する深い畏敬の念や倫理観をもって、対象の人間としての尊厳や権利を尊重し、対象と信頼関係を築き、対象や周囲の人々の自己決定プロセスを支援できる学生の育成を目指す。
さらに、豊かな感性と創造力を培うとともに、学校を卒業した後も、専門職業人として自己研鑽に励みながら、自己の能力の維持・開発に努め、地域医療に貢献できる学生の育成を目指す。
学校は、こうした人材を育成する教育者について、学生が協調性をもちながら主体的に行動できるよう動機づけ、支援する役割を果たし、教育のプロセスを通じて、相互作用のなかで学生と共に成長していくことを目指す。
2.教育目的
看護師として必要な基礎的知識及び技術を修得し、豊かな人間性を養い、保健・医療・福祉の担い手として、地域社会の多様なニーズに対応できる看護実践者を育成する。3.アドミッション・ポリシー(入学者受入方針)
- 看護学を学ぶ上での基礎的学力を持つ人
- 豊かな感性と創造力を持っている人
- 人が好きで人に誠実で思いやりを持ってかかわれる人
- 看護に関心を持ち主体的に学習する意思のある人
- 他者を尊重し、自分の考えを表現できる人
4.ディプロマ・ポリシー(卒業認定の方針)
- あらゆる発達段階、健康レベルにある人々に対して科学的根拠に基づいた看護実践を自ら創造する力を持つ。
- 地域包括ケアシステムを理解し、他職種と協働できる科学的思考力と判断力、コミュニケーション力、実践力を持つ。
- 専門職として高い倫理観と責任感を持ち、看護の力を通して地域医療に貢献する力を持つ
- 生命と人間の尊厳を基盤に、対象との信頼関係を築き人々のその人らしい生活を支える力を持つ。
- 社会の変化を捉え、次世代の看護を見据え、自ら看護を探求し、自己能力の開発に生涯努める力を持つ。